2017年3月16日木曜日

整体実技|カイロプラクティック5 こんな場合は矯正してはダメ!


カイロプラクティック5 こんな場合は矯正してはダメ!


こんな場合は椎骨変位を矯正してはダメ! 

特定の脊椎変位を直接矯正する強い高速アジ
ャストの場合は注意が必要です。 

★ 最初に検診すべきことは、椎骨変位の関連組織にコリ・痛 み・不具合が出ているかどうか? 

★ 更に、「変位した椎骨が仙骨の線に平行かどうか?」触診し て下さい。 

変位周囲の血流も良く、関連組織にコリ・痛み・不具合の症状 が出ていない椎骨変位は、身体を守るために変位している可能 があります。

これを、欧米では compensation(代償)といいま す。

歪んだ身体のバランスを修正しようとする働きによる変位です。

右図では、T5・T9・L3 は矯正が必要ですが、T1・T6・T12 は compensation であり、矯正しません。 

例えば、L3 を矯正すると、時間の経過とともに、L1 と T12 は連続的な自然な状態になります。T12 を矯正する必要はありません。

仙骨底の線に平行かどうかを目安とします。

骨盤変位の矯正法は記していませんが、骨盤の変位は導引法(整体の真髄に収録)で矯正して下さい。

臨床経験から、カイロプラクティックは脊椎に関しては正確に 矯正できますが、骨盤の矯正は、体格の良い外人向きです。東洋人には導引法のほうが合っています。

また、骨盤の変位は、仙骨の変位か腸骨の変位か?静的及び動的触診で本当に正確な変位を導き出せるか?等等…不安点があります。

欧米では、カイロプラクティックは6年ほど学び、医者としてレントゲンなどの医療機器を変位の確定に使うことができます。

しかし、日本では民間資格なのでこれらの医療機器を使えません。従って、どれだけ熟練しても正確性には限度があります。

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